ナスダックの反発は近い? AI市場の可能性とダニエル・アイブス氏の推奨株

2023年8月、ナスダック総合株価指数が厳しい局面に立たされています。しかし、そんな中でも、ウェドブッシュ証券の著名アナリスト、ダニエル・アイブス氏は強気の姿勢を崩していません。ナスダックは間もなく大きく反発すると見ています。

ナスダックの現状

ハイテク株に集中したナスダックは、この8月にわずか2日しかプラスを記録していません。一方で、有名ソフトウェア企業の最新決算、例えばアップル(AAPL)やパランティア・テクノロジーズ(PLTR)、データドッグ(DDOG)などは、市場の期待に応えきれなかったようです。また、歴史的に見て、8月はナスダックにとって年間で2番目に成績の悪い月ということもあります。

ハイテク市場の今後

アイブス氏は、ハイテク市場について「今年後半に12%から15%上昇する可能性がある」という非常に楽観的な見方をしており、次の12〜18ヶ月でその価値が急増すると予測しています。

その背景には、AI技術への投資や、AIツールの利用拡大などが挙げられます。今後10年間で企業が徐々に8000億ドルをAI分野に投資すると同氏は見ています。

「ローマは一日にして成らず、AIエコシステムもまた一日にして成らずだが、はっきりさせておきたいのは、このエコシステムの構築は1995年のインターネット以来、我々が見たことのないものだということだ。」と同氏は述べています。

今後注目のAI関連株

アイブス氏が特に推奨するのは、AIアプリケーションでリーダーシップを発揮するエヌビディア(NVDA)です。また、AI技術の先駆者であるOpenAIの大手出資者であるマイクロソフト(MSFT)や、AIを活用した新しいアプリストアを構築する可能性があるアップル(AAPL)も、同氏の推奨リストに含まれています。

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