データセンターネットワーキング・ハードウェアプロバイダーのアリスタネットワークス(ANET)の第2四半期業績が市場予想を上回り、株価が大幅に上昇しています。
先週、同社の株価は、競合するジュニパーネットワークス(JNPR)の業績不振や、最大の顧客であるマイクロソフト(MSFT)とメタ・プラットフォームズ(META)の支出の緩やかな減少を受けて、データセンターインフラストラクチャーの需要減少の懸念により売り込まれました。
しかし、アリスタは決算発表の中で、「リードタイムの短縮と可視性の低下」を経験しているものの、業績は市場予想以上で、株価は回復に向かっていると述べています。
決算発表後の時間外取引で、アリスタの株価は14.71%高の177.9ドルと高騰しています。
6月期の売上高は14億5,900万ドルで、これは同社の予想レンジである13億5,000万ドル〜14億ドルを上回るものでした。ファクトセットによると、アナリストのコンセンサス予想は13億7,800万ドルでした。
非GAAPベースの利益は1株当たり1.58ドルで、これもコンセンサス予想の1.44ドルを上回りました。また、GAAPベースの利益は1株当たり1.55ドルでした。
当四半期の非GAAPベースの売上総利益率は61.3%で、ガイダンスの61%に一致しました。また、非GAAPベースの営業利益率は41.6%となり、これは会社予想の40%を上回るものでした。
そして最後に、9月期の売上高の予想ですが、14億5,000万ドル〜15億ドルとの見込みが示されました。コンセンサス予想は14億8,000万ドルでした。第3四半期の非GAAPベースの売上総利益率は62%、非GAAPベースの営業利益率は41%と予想されています。
アリスタによれば、通期の成長率は30%以上と見込まれています。この成長見通しは、インフラストラクチャへの投資が進む中でデータセンターとネットワーキングハードウェアの需要が高まっていることを示しています。