アマゾンがウェルズ・ファーゴのおすすめ株リストに登場!その理由とは?

ウェルズ・ファーゴのアナリスト、ケン・ガウレルスキー氏は7月11日、アマゾン(AMZN)をウェルズ・ファーゴの “シグネチャー・ピック “のリストに加えました。このリストにあげられている銘柄は、ウェルズ・ファーゴが「買い」の評価をしている全銘柄から、ボラティリティ、リスク、時価総額、流動性などの要因に基づいて選ばれます。

AWSの成長とアマゾン株の見通し

ガウレルスキー氏がアマゾン株に対して強気なのは、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の成長が加速しているという見通しに基づいています。同氏はAWSの業績向上によって、アマゾンの株価が過去3ヶ月で3割近く上昇し、年初来では50%以上上昇していることから、「リスク・リターンは依然として有利な水準にある」と評しています。

同氏は、アマゾンの第3四半期の営業利益予想を56億ドルから59億ドルに引き上げました。ファクトセットの調べではアナリストの第3四半期のコンセンサス予想は55億ドルとなっています。

SOTPバリュエーションとその影響

投資家にとってAWS部門の価値を明らかにするSOTP(Sum of the Parts)バリュエーションが再び注目を集めています。SOTPバリュエーションは、企業内の様々な事業の価値を個別に評価し、個々のユニットの価値と企業全体の価値に大きな差があるかどうかを見るもので、アマゾン株の評価にも重要な影響を与えます。

エッジ・リサーチの創設者でスペシャル・シチュエーション・アナリストのジム・オスマン氏によれば、アマゾン株はSOTPバリュエーションで200ドルの価値があるそうで、129ドルあまりの現在の株価から55%上昇する可能性があるとのことです。

テック株の評価:アップルからテスラまで

アマゾンだけでなく、他のテック株、アップル(AAPL)、エヌビディア(NVDA)、テスラ(TSLA)、アルファベット(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)、メタ・プラットフォームズ(META)なども、ウェルズ・ファーゴのシグネチャー・ピックには含まれています。この7銘柄はすべてが上昇しており、平均上昇率は約90%です。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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