エヌビディアの未来は薔薇色?レイモンド・ジェームズのアナリストが示す強気の見解

レイモンド・ジェームズのアナリスト、スリニ・パジュリ氏は6月29日、エヌビディア(NVDA)の「強い買い」の格付けと目標株価を450ドルとすることを再度表明しました。

今年初めにエヌビディアがDGXクラウドサービスを発表し、企業が同社の半導体を搭載したAIコンピューティング能力をレンタルできるようにしたことが、同氏が強気の見方をする背景になっています。

パジュリ氏は、このNvidia DGX CloudのAI-as-a-Serviceは長期的なビジネスチャンスを提供すると評しています。エヌビディアのこのクラウドサービスは、企業が独自のデータを使用してカスタマイズされた大規模言語モデルを構築できるもので、企業向けの強力なソリューションであると同氏は評価しています。

パジュリ氏はさらに、エヌビディアのCUDAプログラミング・プラットフォームがAI開発の重要な基盤であることを強調しています。CUDAはAIに関連する便利なソフトウェアツールやライブラリを提供し、最新のAIアプリケーション開発におけるエヌビディアのチップの優位性を確立しました。このプラットフォームを使用する開発者はすでに400万人にも達しています。

昨年末にOpenAIがChatGPTをリリースして以来、生成AIブームが起こっていますが、エヌビディアのIR・戦略財務責任者シモナ・ヤンコウスキー氏との面会後、パジュリ氏は「生成AIの採用が今後数四半期にわたり力強い成長を牽引する」と確信したとのことで、エヌビディアのAIの「エコシステムの優位性には敵わないだろう」と述べ、競合先に対して同社が優位な立場にあることを指摘しています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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