AWSとAIがアマゾン株価の39%上昇をもたらす!

エヌビディア(NVDA)、メタ・プラットフォームズ(META)、マイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOGL)などの大型ハイテク株の株価が今年大きく上がっていますが、今度はそこにアマゾン(AMZN)が加わるかもしれません。

決してアマゾンの株価の今年の動きが悪いわけではありません。同社の株価は今年これまでに37%上昇しています。しかし、105%上昇したメタや110%上昇したエヌビディアに比べると見劣りしてしまします。

エヌビディア、マイクロソフト、アルファベットの上昇はAIによってもたらされ、メタの上昇は人員削減などによるコスト削減によってもたらされていますが、アマゾンについては、そういった物語性が欠けていると米国みずほ証券のアナリスト、ダニエル・オレガン氏は指摘しています。

そんな出遅れ感のあるアマゾンがこれから上昇に転じると、同じ米国みずほ証券のジェームズ・リー氏は見ています。アマゾンは同社のクラウドサービス「AWS」の需要が主な収益源となっていますが、同氏は、需要が加速していること、顧客がデータのセキュリティに安心していること、AIが通常のコンピューティングよりも高い価格で提供されていることに注目しています。

AWSの売上成長は2023年第2四半期が底となり、その後上昇に転じるとリー氏は予測しています。そうなることでAI市場におけるアマゾンのポジションへの懸念が薄れ、株価の上昇に弾みがつくと見ています。

リー氏はアマゾン株の目標株価を5月23日の終値114.99ドルから39%アップの160ドルとし、格付けを「買い」としています。

強気のアナリストはリー氏だけではありません。ファクトセットによると、アマゾンをカバーしている51人のうち、90%がこの株に「買い」またはそれに等しい格付けをつけて評価しています。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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