5月1日に第1四半期決算を発表したオンライン学習プラットフォームのチェグ（CHGG）の株価が暴落しています。2日の市場で株価は49.4%安の8.9ドルで取引されており（米国東部夏時間2:22PM 現在）、時価総額は半減してしまいました。
チェグの業績は一見問題なさそうです。同社は、1株当たり27セントの利益を計上し、予想の26セントを上回りました。売上高は1億8760万ドルで、こちらも予想の1億8518万ドルを上回っています。
問題は、ますます多くの学生が宿題を手伝ってくれるオープンAIのChatGPTを利用するようになり、3月の自社の新規顧客増加率に打撃を与えていると同社が警告を発したことでした。このトレンドがどのように展開されるかが不透明であるとして、通年のガイダンスを提供することを同社が拒否したことが2日の暴落を招きました。
チェグはオープンAIと提携し、独自の生成型AIプラットフォーム「チェグメイト」を立ち上げていますが、投資家は同社が取り残されることを懸念しており、株価は急落しました。これらの懸念はライバル企業にも影響し、ピアソン（PSON.U.K.）株が8％、デュオリンゴ（DUOL）株が9％以上下落しました。
＊過去記事「オンライン学習プラットフォームのチェグが16％上昇」