TDコーエンが4月12日、魅力的な買い場を提供しているとして、4つの半導体関連銘柄を推奨しています。
12日付けのレポートでアナリストの Krish Sanka氏は、ASMLホールディング(ASML)、アプライド・ マテリアルズ(AMAT)、ラムリサーチ(LRCX)、テラダイン(TER)の4社を推奨、「アウトパフォーム」というこれまでの格付けをいずれも再確認して同社のトップピックであると述べています。
目標株価については、ASMLが750ユーロ(約825ドル)、アプライド・マテリアルズが145ドル、ラムが550ドル、テラダインが115ドルとしており、それぞれ12日の終値に対して、ASMLが26%、AMATが28%、ラムが11%、テラダインが13%の上昇の余地がある目標株価設定になっています。
ASMLについては、同社がリソグラフィーの「技術的リーダー」であることをSanka氏は高く評価しており、インテル(INTC)と台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)が建設中の新工場によって同社が恩恵を受けると楽観的な見方を示しています。
アプライド・マテリアルズについては、「多様な半導体ポートフォリオと、サービス部門の成長によって、さらに恩恵を受けるだろう」と評価しているほか、製造コストの低下により、利益率が改善されると予想しています。
ラムリサーチについては、メモリ産業がより高度な技術に移行するにつれて、長期的にうまくいくはずだとSanka氏は見ています。
テラダインについては、産業オートメーションの顧客にサービスを提供する強力な成長事業を保有していることを評価しています。