今後数ヶ月は厳しい状況が続くと思われるものの、投資家は今年後半の反発を期待してマイクロン・テクノロジー(MU)を買うべきだと、レイモンドジェームズのアナリストが述べています。
3月27日、レイモンドジェームズのSrini Pajjuri氏は、「アウトパフォーム」の格付けと目標株価70ドルを再度提示しました。同株は27日の市場で60ドルあまりで取引されており、17%の上昇の余地があることを示しています。
「マイクロンのマージン/収益は5月(四半期)に底を打つと予想し、業界における積極的な減産が、23年下半期からの循環的回復の舞台となると考えている」とPajjuri氏は述べています。
アジアのメモリー供給業者との会話からメモリーの価格が下がっているとの情報を得た同氏は、マイクロンの2023年度の売上高予想を164億ドルから154億ドルに引き下げたものの、最悪の四半期が終わると、6~8四半期にわたって業績が改善するというマイクロン株の歴史を引き合いに出し、強気の見方を崩していません。
同氏は、このサイクルの谷となる四半期は、5月に終了する第3四半期になると考えており、こうしたことを考えると「(マイクロンの)リスクとリターンは魅力的だと考えている」と書いています。
マイクロンは、デスクトップ・コンピュータやサーバーに使用されるダイナミック・ランダム・アクセス・メモリや、スマートフォンやソリッド・ステート・ハードドライブに搭載されるフラッシュ・メモリの半導体市場におけるリーダーであり、3月28日のマーケット終了後に第2四半期決算を発表する予定です。
*過去記事「メモリ半導体のマイクロンに買い推奨」