先行きが不透明な現在の環境下、買うべきはアップルとマイクロソフト

イタウBBAのアナリスト、Thiago Alves Kapulskis氏は3月13日、シリコンバレー・バンクやシグネチャー・バンクの破綻が相次いだ現在の状況では市場の先行きが不透明であることから「レバレッジを効かせてリスクを減らす」よう投資家に助言。

「この環境では慎重である」としながらも、アップル(AAPL)とマイクロソフト(MSFT)の二つの銘柄についてはこんな状況にあっても自信を持っていると述べ、「米国でのカバレッジでは、すべての大手ハイテク企業を支持しているが、バランスシートと収益性・安定性が最も高いアップルとマイクロソフトを当面優先する」とこの両社が現在の推奨銘柄であるとしています。

米国の金融当局は12日、破綻した2行について預金を全額保護すると発表、預金流出の広がりを防ぐとともに、銀行への資金貸し出しも拡充すると発表しました。

金利の急速な引き上げが今回の破綻を招いたと見られるため、投資家は連邦準備制度理事会(FRB)が現在の積極的な金融政策を減速または中止するとの見方を強めています。

CMEのFed Watch Toolによると、トレーダーは現在、FRBが3月の会合で金利を0.25%引き上げる確率を63.5%とし、36.5%が引き上げないと予測しています。0.5%の利上げがある予想するトレーダーゼロで、わずか1日前の40.2%から大きく低下しました。

3月13日の米国東部時間午後3時過ぎの段階でアップルの株価はに2.5%上昇し、マイクロソフトの株価は3%あまり上昇。金利動向の影響を受けるハイテク株の多いナスダック総合指数は1.34%上昇しています

*過去記事はこちら アップル AAPL マイクロソフト MSFT

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