エアビーアンドビー 予想を上回る業績とガイダンスを示し時間外で高騰

エアビーアンドビー(ABNB)は2月14日の市場終了後、第4四半期決算を発表しました。

12月期の売上高は19億ドルで、前年同期比24%増、同社が示していたガイダンスの18億~18億8000万ドル、アナリストのコンセンサス予想の18億6000万ドルをいずれも上回りました。一株当り利益は48セントで、コンセンサス予想の25セントのほぼ2倍となり ました。

調整後Ebitda(金利・税金・減価償却費控除前利益)は5億600万ドルで、前年同期比52%増となりました。フリーキャッシュフローは4億5,500万ドルで24%増加。予約総額は135億ドルで20%増、為替調整後では26%増となりました。宿泊・体験予約は8820万件で20%増となっています。

2022年通年では、売上高が40%増の84億ドル、純利益は19億ドルとなり、同社初のGAAPベースの通年黒字となりました。

同社は株主向けの書簡で、「2023年に向けては、第1四半期に強い需要が見られ、旅行に対する消費者の信頼が依然として高いことを示しています」と述べ、第1四半期の売上高は17億5000万~18億2000万ドルで、16%~21%増加し、コンセンサス予想の16億9000万ドルを大きく上回る見通しを示しています。

見通しの背景として「ヨーロッパのゲストが今年の夏の旅行を早めに予約したこと、ラテンアメリカで市場シェアが拡大したこと、アジア太平洋地域で回復が続いていること」などを同社はあげいます。また、第1四半期の宿泊・体験予約は、第4四半期の水準と「ほぼ同じ強さ」になると予想していると述べています。

第4四半期決算の内容や第1四半期のガイダンスが予想を大きく上回ったことを受け、エアビーアンドビーの株価は14日の時間外取引で10%高の129ドルと高騰しています。

*過去記事はこちら エアビーアンドビー ABNB

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