オクタに売り推奨、迫り来るマイクロソフトの脅威

アイデンティティ管理ソフトウェアのプロバイダであるオクタ(OKTA)にアナリストからの売り推奨が出ています。

BofAグローバル・リサーチのアナリスト、マデリン・ブルックス氏は同社のカバレッジを開始し、格付けを「アンダーパフォーム」、目標株価を64ドルに設定しました。現在75.3ドルの価格で同社の株価は取引されていますが、1年後には15%下落する可能性があることをこの目標株価は示唆しています。

オクタのソフトウェアは、企業が複数のデバイスにまたがるサービスやアプリケーションのユーザー識別を管理・認証することを可能にするものですが、「マイクロソフトとの激しい競争やその他の構造的な課題により、成長が鈍化し、利益率が上昇するリスクが高まったと見ている」とブルックス氏は書いています。

ユーザー認証市場が飽和状態になるにつれ、マイクロソフト(MSFT)の脅威が高まっていることを同氏は指摘しており、マイクロソフトがオクタのサービスの価格水準を維持する能力に打撃を与える可能性を懸念しています。そのため、今後2年間はウォール街のコンセンサス予想よりも成長が鈍化すると予測しています。

オクタは、営業費用の削減と収益性向上のために人員削減を実施中の多くのクラウド企業の1つです。今月初め、同社は300人の従業員を削減するリストラ計画を発表しました。2月13日には、同じクラウドソフトウェア企業のトゥイリオ(TWLO) が、17%の人員をレイオフすると発表しています。

*過去記事はこちら オクタ OKTA

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