自動車用および産業用半導体のプロバイダーであるオン・セミコンダクター(ON)が2月6日のマーケットが開く前に第4四半期決算を発表しました。
第4四半期は売上高が21億ドル、調整後利益の1株当たり利益が1.32ドルとなり、アナリストのコンセンサス予想である売上高20億8000万ドル、1株当たり利益1.26ドルをともに上回りました。
オン・セミはまた、30億ドルの自社株買いを新たに行うことを発表しています。
「現在のマクロ経済の不確実性にもかかわらず、当社の事業の長期的な見通しは依然として強固である」と、CEOののHassane El-Khoury氏は決算発表の中で述べています。
第1四半期については、売上高を18.7億ドル〜19.7億ドル、1株当たり利益1.02ドル〜1.14ドルというガイダンスを示しました。アナリストのコンセンサス予想は、売上高20億ドル、1株当たり利益1.14ドルとなっており、いずれも下回ることになります。
「マクロ環境の不確実性が需要に影響を与え、コンシューマー・コンピューティングや産業用機器の一部を含む当社事業の一部で減速が見られる」とEl-Khoury氏は説明しています。
このように弱いガイダンスを発表したものの、2月6日の市場で株価はプラスで推移しており、この記事を書いている米国東部時間12:44PM現在では1%高の81.73ドルで取引されています。
*過去記事「オン・セミコンダクター 弱いガイダンスを示して7%下落」