アップスタート(UPST)は1月19日、自動車小売プラットフォームにデジタル・ファイナンスとオンライン販売の二つの新しいアプリケーションを追加し、ディーラーに検索から署名まで、オンラインから店舗での自動車購入のシームレス体験を提供することを発表しました。
アップスタート・オート・リテールは、オンラインと店舗でのデジタル・リテール機能を融資やマネージャー・ツールと組み合わせ、ディーラーがオムニチャネルの自動車購入体験を実現するのを支援しています。そこに新たに加わったアプリケーションの内容は以下のとおりです。
・デジタル・ファイナンス
アップスタートのAIを活用した自動検証、より多くのローン承認、翌日の資金調達により、摩擦のない署名・契約プロセスを可能にし、ディーラーに新たな販売プロセスを求めません。
・オンライン販売
融資や契約書類への電子署名を含め、自動車購入を完全にオンラインで完了できるようにします。
どちらのアプリケーションも、ディーラーの既存のソフトウェアソリューションやワークフローに合わせてカスタマイズすることが可能となっています。
米国最大級の家族経営自動車グループであるロアマン・オートグループのセールス&デジタルリテイリングディレクターであるジェレミー・ノウリング氏は、「自宅や店舗での快適なショッピングを問わず、シームレスな体験で顧客を取り込むことが、次世代自動車小売で勝つための鍵です」と述べています。
Automotive Market Dataによると、2022年第4四半期時点で、アップスタートは米国で2番目に急成長している自動車小売ソフトウェアでした。アップスタートは、ロアマンに加え、ベイエリア最大の家族経営自動車グループであるデルグランデ・ディーラーグループ(DGDG)と提携し、全米で780のディーラーを展開しています。
DGDGのジェレミー・ビーバーCEOは、「アップスタートによって、DGDGは、他の方法ではリーズナブルな価格の自動車ローンの選択肢を得ることができなかったであろう顧客を支援することができるようになりました」と両社の提携を評価しています。
アップスタートの共同創業者兼CEOであるデイブ・ジルーアード氏は、「自動車の購入と融資は経済的に重要な節目であり、アップスタートはディーラーが顧客のいる場所で対応できるよう継続的に進化を続けています。デジタルでの自動車購入体験を選ぶ消費者が増える中、新しいデジタルファイナンスとオンライン販売のアプリケーションによって、ディーラーは消費者が期待する購入体験を提供することができます」とプレスリリースの中で述べています。
アップスタートは、1月26日から29日までテキサス州ダラスで開催される全米自動車販売協会ショー(NADA)で、このアプリケーションを展示する予定です。
*過去記事はこちら アップスタート UPST