スノーフレーク 36%の上昇余地ありと買い推奨

クラウドデータ専門企業、スノーフレーク(SNOW)の株価はソフトウェアの評価や、より不安定な経済環境における消費型ソフトウェア企業の見通しに対する懸念から、過去12ヶ月で約60%下落しましたが、ウェルスファーゴのアナリスト、 Michael Turrin 氏は、同社はまだ成功することができると考えています。

同氏は1月6日にスノーフレークのカバレッジを開始し、格付けを「オーバーウエイト」、目標株価を170ドルに設定しました。これは現在125ドルあまりで取引されている株価に36%の上昇の余地があることを示しています。

このことを明らかにした顧客向けメモに同氏は「冬が来たが、いくつかの企業は冬に備えてより良く構築されている」とのタイトルを付けています。

スノーフレークの「ミッションクリティカルな技術」への注力は、同社を他と一線を画すのに役立ち、同社はその「強力な拡張ダイナミクス」を利用することができると同氏は評価。

「スノーフレークは、独立して拡張可能でありながら統合されたアーキテクチャ(ストレージとコンピュートの分離)の恩恵を受けて、ここ数年で対応可能なユースケースを大幅に拡大している。これによって、従来の同業他社に比べて有利な価格設定と、データ活用のための最新のアプローチが可能になった」と述べています。

同氏はまた、「並外れたトップラインの成長」の中で、「バランスが取れている」と評価する同社の財務状況も気に入っています。2023年度の売上は60%以上伸びるペースで、パブリッククラウドの採用が進んでいることも追い風になっていると指摘しています。

同氏はスノーフレークの利益率も評価しており、2024年度のフリーキャッシュフロー・マージンは約23%と予想されており、スノーフレークは「収益性のさらなる改善を通じて、急速なスケーリングの恩恵を受ける態勢にある」と述べています。

こうした流れは、同社が長期目標としているフリーキャッシュフロー・マージン約25%を、2029年度の目標よりも「かなり前倒しで」達成することにつながるだろうと同氏は予想しています。

*過去記事はこちら スノーフレーク SNOW

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