アクセンチュア（ACN）は今週ラスベガスで開催されたCES展示会で新しい研究を発表し、メタバースは2025年末までに年間1兆ドルの商取引を促進するはずだと主張しています。
アクセンチュアのソフトウェア＆プラットフォーム業界プラクティス担当のケバン・ヤロウィッツ氏は、「消費者はメタバースを、生活に溶け込むことでタスクを完了する方法を合理化し、生産性を高めることができる不可欠なツールとして認識し始めている」と述べています。
アクセンチュアは、9,156人の消費者を対象にした調査に基づき、コンテンツの作成と日常業務の達成の両方に役立つツールとして、メタバースへの関心が広がっていることを明らかにしました。
調査対象者の約55%が、メタバースの積極的なユーザーになりたいと回答しており、3,200人近い経営幹部の役員を対象とした並行調査では、89%がメタバースが自社の成長において重要な役割を果たすと期待していることがわかりました。
アクセンチュアは、消費者の70%がメタバースに使いやすいインターフェースを求め、68%がさまざまなアプリケーションにアクセスすることを望んでいることを明らかにしています。
調査によると、消費者の59％がメタバースをゲームプラットフォームとして捉えていますが、メタバースをゲーム体験としてのみ捉えているのは4％に過ぎません。
調査グループの約70％が、メディア、エンターテインメント、フィットネス、小売、旅行、ヘルスケアなどの製品やサービスにアクセスするためにメタバースを利用する意向があると回答しています。60%近くがメタバースを自宅でのワークアウトの手段として、55%がバーチャルワールドをヘルスケアプロバイダーとの交流の手段として捉えています。
アクセンチュアのシニア・マネージング・ディレクター兼メタバース・コンティニュアム・ビジネスグループの共同リーダーであるデビッド・トリート氏は、「テクノロジーと人間中心の体験の連続体としてのメタバースは、我々のデジタルライフに次の時代をもたらし、ビジネスのあらゆる側面を変革するだろう。それを支えているのは、新しい製品やサービス、デジタル資産、ビジネスモデル、存在感や表現力を伝える技術力などの機会だ」と声明で述べています。