アナリストの押し目買い推奨によりトレードデスク(TTD)の株価が12月20日、上昇しています。
パイパー・サンドラーのアナリスト、マット・ファレル氏は20日、トレードデスクのカバレッジを「オーバーウェイト」の格付けで開始し、目標株価を60ドルに設定しました。19日の終値は44ドルあまりであっため、36%の上昇の余地があることを示しています。
トレードデスクは、広告バイヤーにキャンペーンを作成・管理するためのデジタルプラットフォームを提供しています。今年初め、同社は、ウォルト・ディズニー(DIS)と広告技術の拡張契約を結んだことを発表しました。
「我々は、マクロ経済の不確実性が同社にとってのリスクであり続けるだろうと感じている。しかし、同社がより広い環境をアウトパフォームするために良好な位置にあると我々は信じている」とファレル氏は述べ、今が買い時であるとしています。
同氏は、トレードデスクがターゲットとするデジタルビデオ広告のトレンドから恩恵を受けると述べ、同社の売上が今年も30%以上成長する見込みであることを指摘しています。
「データ駆動型のプログラマティック・ターゲティングの必要性は、今後もますます高まっていくと感じている。トレードデスクは(この業界の)現在のリーダーであるだけでなく、TTDは業界を前進させ続けている」とファレル氏は評価しています。
トレードデスク株は今年に入ってから約50%下落するなど厳しい状況が続いていますが、ファレル氏の押し目買い推奨により、株価は12月20日の市場で5.48%高の46.55ドルで取引されています(米国東部時間1:45PM)。
*過去記事はこちら トレードデスク TTD