アマゾン 収益性の大幅改善への期待で目標株価引き上げ

アマゾン(AMZN)の収益性は、同社の赤字事業の損失が収まるにつれて、来年は大幅に改善されるとの理由でカウエンのアナリストが目標株価を引き上げました。

カウエンのアナリスト、ジョン・ブラックレッジ氏は、アマゾンの「アウトパフォーム」の格付けを維持する一方で、目標株価を150ドルから160ドルへ引き上げました。

「コスト面での逆風が収まれば、2023年のAWS(Amazon Web Services)と広告事業以外の事業の営業損失の減少を見込んでいる」と同氏は書いています。

ブラックレッジ氏は、アマゾンが今年、収益性の高いクラウドコンピューティングのAWSと広告部門以外の事業で267億ドルの損失を出すが、この損失は来年には改善されると推定しています。従業員コストの上昇、エネルギーや原材料などのインフレコスト圧力、2022年における外国為替の逆風は、今後数四半期でいずれ解消されるだろうと同氏は述べています。

アマゾンの営業利益は2022年の121億ドルから来年は243億ドルに増加すると同氏は予測しています。

同氏はまた、今後数年間、アマゾンの売上成長を促進するはずの分野がいくつもあることを指摘。電子商取引の消費者向け製品カテゴリー、企業間取引、より多くの国際市場でシェアを拡大することなどを期待しています。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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