J.P.モルガンのインターネットアナリスト、ダグ・アンマス氏は11月28日、アマゾン(AMZN )の「オーバーウェイト」の格付けと目標株価145ドルを改めて提示し、来年は収益性が向上するとの見通しを示しました。
J.P.モルガンは、アマゾンを2023年のベストアイデアのひとつであり、最もおすすめの株、トップピックのひとつとして推奨しています。
アンマス氏は、「Eコマースとクラウドの成長への継続的な長期的シフト」によって、アマゾンは恩恵を受けるはずだと述べ、アマゾンは売上と利益の源が「最も多様化したメガキャップであり、大きな成長機会を数多く持っている」と評価しています。
アンマス氏は、Eコマースの巨人である同社が、パンデミック発生当初からフルフィルメント能力を倍増させており、過去2年半の設備投資によって、今後、より高い利益率を生み出すはずだと指摘しており、アマゾンの営業利益率は今年の2.4%から来年は4.2%に上昇すると予測しています。
また、アマゾンは高成長を続けるAWS(Amazon Web Services)と広告の売上によって、より多くの利益を得るようになることも同氏は指摘しています。
企業のクラウドコンピューティングへの移行はまだ始まったばかりで、現在のコンピューティングワークロードのうちクラウドはわずか15%に過ぎないとアンマス氏は見ています。
アマゾンの株価は11月28日の市場で94ドル近辺で取引されており、アンマス氏の目標株価は来年54%の上昇の余地があることを示しています。
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