投資会社のアライアンス・バーンスタインが今後5年間で株価が10倍になる可能性のある5つのハイテク株を発表していますのでご紹介します。
アライアンス・バーンスタインによれば、この5銘柄は将来の利益成長が確実視されているだけでなく、歴史的に見ても、10倍株の出発点としては安すぎるバリュエーションで取引されているとのことです。
これらのハイテク企業は、従来のやり方を破壊するイノベーションによって急成長を遂げています。従来のモノやサービスの提供者からシェアを奪い、高い売上成長を実現し、やがて大きな利益を生み出すことが期待されています。
これらの銘柄が全て10倍株になるというわけではありません。平均的な銘柄と比較して、そのようなリターンを得られる可能性が高いということで選択が行われています。
エレクトロニック・アーツ(EA)
ビデオゲームのサードパーティ・パブリッシャーであるエレクトロニック・アーツは、現在、来年度の予想一株利益の17倍弱で取引されています。ファクトセットによると、今年の営業利益は約25億ドル、営業利益率は約32%と予想されており、収益性の高い企業です。
オン・セミコンダクター(ON)
自動車・産業市場に焦点を当てて、パワー半導体やセンサーを提供しているオン・セミコンダクターは、来年度の予想一株利益の16倍弱で取引されています。アナリストは、今年の営業利益は約28億ドル、営業利益率は約34%と予想しています。
DXCテクノロジー(DXC)
ベンダーに依存しないITサービスプロバイダーであるDXCテクノロジーは、来年度の予想一株利益の7倍弱で取引されています。アナリストは、今年の営業利益は約12億ドル、営業利益率は約8%と予想しています。
シナプティクス(SYNA)
半導体ソリューションの世界的な製造会社であるシナプティクスは、来年度の予想一株利益の10倍弱で取引されています。アナリストは、今年の営業利益は5億9000万ドル、営業利益率は36%と予想しています。
ジュニパー・ネットワークス(JNPR)
ネットワーキング業界向けのスイッチング、ルーティング、セキュリティ、関連ソフトウェア製品、およびサービスを開発および販売しているジュニパー・ネットワークスは、来年度の予想一株利益の14倍で取引されています。アナリストは、今年の営業利益は8億2500万ドル、営業利益率は16%と予想しています。