自動車用および産業用半導体のプロバイダーであるオン・セミコンダクター(ON)が10月31日のマーケットが開く前に第3四半期決算を発表しました。
第3四半期は売上高が21億9000万ドル、調整後利益が1株当たり1.45ドルとなり、ともにアナリストのコンセンサス予想を上回りました。
問題だったのは第4四半期のガイダンスで、売上高20億1000万ドル〜21億4000万ドル、1株当たり1.18ドル〜1.34ドルの調整後利益を見込んでいると発表しましたが、ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想は売上高21億ドルに対して約1.26ドルの利益を予想しており、これを下回るレンジを示したことで株価は下落しています。
「オン・セミは、当社の注力市場である自動車用および産業用製品の継続的な成長により、当四半期も記録的な業績を達成しました。車載電化、エネルギー・インフラ、先進安全、工場自動化など、半導体コンテンツの成長が加速する分野で勝ち続けており、長期的な展望に自信を持っています」と、社長兼CEOのハサン・エルクーリー氏は声明で述べています。
オン・セミの株価は今年に入って山や谷はあるものの、あまり下落せずにここまで来ていましたが、今回の四半期決算発表を受けて10月31日の市場で株価は7.48%安の62.43ドル(米国東部夏時間01:40PM)と大きく下落しています。