ブロック(SQ)の株価は今年に入り65%も下落していましたが、今週に入り2社のアナリストが「買い」推奨を行い、悲観論は行き過ぎであり現在の株価は魅力的なエントリーポイントであると指摘しています。
ウルフ・リサーチのアナリスト、ダリン・ペラー氏は10月4日、ブロックの格付けを改めて「買い」としましたが、目標株価は105ドルから80ドルに引き下げました。
「我々は、景気後退の可能性を認識しているが、SQには持続的成長の道がいくつかあると引き続き見ており、現在の水準は長期投資家にとって魅力的な買い場であると信じている」と同氏は書いています。
ドイツ銀行のアナリストチームも、ブロックの「買い」の格付けを維持する一方、目標株価を155ドルから95ドルに引き下げたことを発表しました。
Cash Appの将来性を高く評価しながらも、現在の経済状況に鑑みて目標株価を引き下げたとしています。Cash Appの顧客がスクエアの販売者やその他の加盟店に直接支払うことができるCash App Payの利用を通じて、Cash Appは年間20%を超える粗利益成長率を実現できる、とドイツ銀行のアナリストは述べています。
ドイツ銀行のアナリスト、ブライアン・キーン氏は「我々は中期的な見通しは極めて有望であると考えている」と書いています。
ブロックの株価は10月4日、11.89%高の62.41ドルと大きく上昇しました。ファクトセットの調べでは、ブロックをカバーしているアナリストの3分の2 が「買い」と評価しており、平均目標株価は 107.80ドルとなっています。
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