マイクロソフト 持続的な強さを持つ株としてアナリストが推奨

レイモンド・ジェームズのアナリスト、アンドリュー・マロック氏がマイクロソフト(MSFT)のカバレッジを再開し、格付けを「アウトパフォーム」、目標株価を300ドルに設定しました。

マイクロソフトには「持続可能な利点が集まっている」として購入を推奨しています。レイモンド・ジェームズは2021年6月11日にカバレッジを停止していました。

マロック氏は、同社のクラウド技術への投資は、顧客関係管理、セキュリティ、ゲーム、広告など、他の製品にも幅広い利益をもたらすと考えています。

「マイクロソフトは、これらの市場における他のほとんどの競合他社が追随できない規模で投資することができる。Azureへの投資は単体ではなく、他の製品ポートフォリオの乗数として捉えている」と同氏は書いています。

同氏は、Azureが不況の影響を受けないとは考えていないものの、その影響の度合いは少ないと見ています。

「マクロ的な懸念が企業向けソフトウェア予算の伸びを制限する場合、マイクロソフトは企業にとって相対的に安全な”ミッションクリティカル”であると見なすことができる」と同氏は書き、「深刻な経済問題は同社の見通しに影響を与えるだろうが、より短期的なマクロの混乱は同社の軌道を大きく変えることはないだろう」としています。

300ドルという目標株価は、2023年度の推定企業価値とフリーキャッシュフローの30倍の倍率に基づいて算定したそうで、この倍率は3年平均を下回っており、「経済状況が悪化した場合の企業のIT支出の軌道に関する懸念によって、事業の強いトレンドが若干緩和されることを考慮している」とマロック氏は述べています。

マイクロソフトの9月30日の株価は236ドル程度で推移しており、この目標株価は27%の上昇の余地があることを示しています。

*過去記事はこちら マイクロソフト MSFT

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