不況に強い株としてアマゾンとアルファベットを推奨もドル高の影響を指摘

トゥルイストのアナリスト、ユセフ・スクワリ氏は9月28日、現在の激動の経済状況でも持ちこたえそうな銘柄としてアマゾン(AMZN)とアルファベット(GOOGL)を評価したものの、ドル高の影響で株価の上昇は限定的だと述べています。

同氏は、アマゾンの目標株価を180ドルから170ドルに引き下げ、アルファベットの目標株価を145ドルから136ドルに引き下げました。

しかし、両社に対する「買い」の格付けは維持しました。アマゾンについては、第3四半期の消費者需要が持ちこたえていることが確認され、同社が10月に予定している今年2回目のプライムデーがさらに貢献するはずだと述べています。

アルファベットについては、同社にとっては重要なGoogleの検索から得る売上が、前四半期と同レベルで推移しているとのことです。

「アルファベットとアマゾンは現在の乱気流に耐え、そこからより強く立ち上がるのに最も適した立場にあると考える」とスクワリ氏は述べています。

ただ、同氏が懸念しているのはドル高の影響で、その影響を考慮して目標株価を引き下げたようです。

スクワリ氏は、為替レートの不利な動きによるアマゾンの売上成長への影響は、7月に経営陣が見積もった3.9%ポイントに対し、来年9月までに5.7%ポイントになると述べています。

アルファベットについては、広告収入の約半分を米国外から得ており、約3分の1は欧州、中東、アフリカから得ていると同氏は指摘しています。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN アルファベット GOOGL

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