ピンタレスト 新CEOの就任を評価して「買い」推奨

ウォルフリサーチのアナリスト、Deepak Mathivanan氏は9月7日、ピンタレスト(PINS)の格付けを「ピア・フォーム」から「アウト・パフォーム」に引上げ、目標株価を28ドルに設定したことを発表しました。ピンタレストの株価は9月7日午前の市場で4%高の23ドル付近で取引されています。

ピンタレストでは6月にアルファベット(GOOGL)出身のビル・レディ氏がベン・シルバーマン氏の後を継いでCEOに就任しましたが、Mathivanan氏はリサーチノートの中で、ピンタレストはレディ氏が指揮することで長期的なイニシアチブを実行できると考えていると書き、同社には「長期的にユーザー成長とマネタイズの両方で大きなランウェイがある」と評価しています。

今後について、「確かに、マクロ的な展望は非常に不確かで、視界は限られているが、今後12~18ヶ月の間にいくつかのこの企業特有のカタリストがあると見ている」と同氏は述べています。

同氏が挙げたポジティブな材料は、月間アクティブユーザー数の伸びの回復、ショッピングとアイデアピンの製品強化によるトップラインの利益、今年上半期に急落した大型小売店やファッションの広告主からの広告費の安定化、などです。

また、アクティビスト投資家のエリオット・マネジメントが9%の株式を保有していることに関連して、「アクティビストの関与を考えると、今後数四半期にわたって業績の回復が遅れた場合、合併または買収の可能性が残っている」と考えていることもMathivanan氏は述べています。

*過去記事はこちら ピンタレスト PINS

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