テスラ 株式分割後に目標株価の引上げ相次ぐ

8月25日に1対3の株式分割を行ったテスラ(TSLA)ですが、その後、アナリストによる目標株価引上げが相次いで行われています。

米国大和証券のアナリスト、ジャイラム・ネイサン氏は、「上海のギガファクトリーでの生産能力増強に伴う中国の急回復が、8月に2万台/週の生産量を牽引しているようだ」と8月29日付けのレポートに書き、格付けを「買い」とし目標株価を310ドルから325ドルに引上げました。

同氏が挙げた引上げのもう一つの理由は、テスラのベルリン新工場の生産増です。この工場からより多くの車が出荷されることで、テスラが第3四半期の納車予想を上回る可能性が高まると考えています。ウォール街は現在、第3四半期の納車台数を第2四半期の約25万5000台から約35万7000台に増えると予想していますが、同氏は、第3四半期に35万台弱の出荷を見込んでいます。

テスラは最近、ウォール街のアナリストをベルリン工場に受け入れましたが、多くのアナリストが見たものに感銘を受けたようです。

株式分割後、7件の目標株価の変更が行われ、全体的に価格を引上げたものが多くなっています。ただ、工場見学で感銘を受けたことが理由ではなく、株式分割前の目標株価を3で割って端数が出ることを嫌って数字を丸めた結果、上がってしまったものも含まれています。

*過去記事はこちら テスラ TSLA

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