テラドック アマゾン・ケアの閉鎖で株価上昇

アマゾン(AMZN)は8月24日、年内にアマゾン・ケアを閉鎖すると発表しました。遠隔医療と対面診療の両方を含むこのサービスを全米に拡大する計画を打ち出してからわずか数カ月しか経っていません。7月には診療所チェーン「ワン・メディカル」を39億ドルで買収する契約を発表しており、つい先日はシグニファイ・ヘルス(SGFY)の買収に乗り出していることが報道されたばかりとあって、今回の発表は驚きを持って受け取られています。
アマゾン ヘルスケア・テクノロジーのシグニファイ買収に名乗り

ただ、この発表は遠隔医療やその他の遠隔ヘルスケアサービス(ヘルスケア分析やプラットフォームなど)を提供し、処方箋や一般用医薬品をオンラインで販売している銘柄にとっては朗報と市場では受け止められており、8月25日は関連銘柄が上昇しています。

25日の昼過ぎの段階で、テラドック・ヘルス(TDOC)が3.5%上昇し、ヒムズ&ハーズ・ヘルス(HIMS)は2.3%、アメリカンウェル(AMWL)は5.5%の上昇となっています。

アナリストのロバート・シモンズ氏はテラドックについて、「我々は、テラドックは、顧客に差別化されたサービスを提供することができ、運用規模と提供の完全性と、遠隔医療のリーダーとしての地位を確立していると信じている」と述べ、同社が市場の成長と進化を引き続きリードする立場にあると高く評価しています。

*過去記事はこちら テラドック TDOC

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