第2四半期決算を発表したグローバルeオンライン(GLBE)の株価が8月16日の市場で25%高い、34ドル近辺で取引されています。
発表された決算で同社はトップラインとボトムラインの両方で予想を上回りました。また、前四半期に下方修正していた通期のガイダンスを引き上げたことも好感されています。
越境ECのスペシャリストである同社の第2四半期の売上は、前年同期比52%増の8,730万ドルで、商品総量(GMV)が64%増の5億3,400万ドルとなり、売上を押し上げました。この結果、1株当たりの損失は0.25ドルとなりました。
アナリストのコンセンサス予想では、売上高は8350万ドル、1株当たりの損失は0.30ドルでしたので、グローバルeはこの2つのハードルを軽々とクリアしたことになります。
特に投資家が注目したのは、同社の調整後売上総利益が前年同期比77%増となり、調整後売上総利益率が前年同期の36%から大幅に改善し、41.8%となったことでした。
また、同社はウォルト・ディズニー(DIS)との提携を発表しました。ディズニーが世界中の顧客に消費財を販売する際のサポートを行うことになります。
16日の株価の高騰に最も影響を与えたと思われるのが通期のガイダンスを引き上げたことです。前期は3億9300万ドルを見込んでいましたが、この日発表された通期見込みの中間値は4億1600万ドルに上方修正されました。これは約70%の成長を意味します。
同社は第1四半期決算でマクロ経済環境の悪化による影響を受けると予測して売上予想を5.5%引き下げていました。その後株価は低迷し、一時は17ドル近くまで下落していましが、この日の上方修正で市場は売られ過ぎであったことを認識して買いに向かったようです。