バークシャー・ハサウェイ アップル、シェブロンを買ってGM、ベライゾンを売却

ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ(BRKb)が第2四半期に行った株式の売買の内容が明らかになりました。

8月15日に証券取引委員会に提出された書類によると、同社はアップル(AAPL)、シェブロン(CVX ) 、オクシデンタル石油(OXY)、アクティビジョン・ブリザード(ATVI)の株式を第2四半期に追加購入しました。

一方で、第1四半期に大きく減らしたベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の残り少ないポジションを売却し、ゼネラルモーターズ(GM)の保有株を約900万株減らして5290万株としました。ベライゾンの保有株は、2021年末の1億6000万株近くから3月31日にはわずか140万株となっていました。

バークシャー・ハサウェイは第1四半期に猛烈な規模で買い入れを行いましたが、第2四半期はその規模を縮小しました。購入額は第1四半期の510億ドルから、第2四半期には60億ドルとなっています。第2四半期の純購入額(購入額から売却額を引いた額)は40億ドルで、第1四半期の410億ドルから大きく減少しました。

バークシャー・ハサウェイは第2四半期に、最大の保有銘柄であるアップル(AAPL)を400万株追加購入し、保有株数は8億9480万株となりました。

また、シェブロンを240万株買い増し、1億6140万株に、オクシデンタル石油を2200万株買い増し、6月30日時点の保有株式数は1億5850万株となっています。同社はその後もオクシデンタル株を買い増し、直近では1億8800万株を保有し、オクシデンタル石油の20%の株式を保有しています。

規模は小さいですが、アマゾン(AMZN)株も53万4000株から1070万株に倍増させていることも目をひきます。

アクティビジョン・ブリザード(ATVI)の株は400万株買い増し、合計で6830万株としました。ウォーレン・バフェットCEOは、4月下旬のバークシャー・ハサウェイの年次総会で、同社が裁定取引としてビデオゲームメーカーの株式を追加購入したことを株主に伝えました。マイクロソフト(MSFT)は1株95ドルでアクティビジョンを買収する契約を結んでおり、アクティビジョンは現在80ドル前後で取引されています。

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