アマゾンがルンバのアイロボットの買収を発表

アマゾン(AMZN)は8月5日、ロボット掃除機「ルンバ」で知られるアイロボット(IRBT)を1株61ドルの現金で買収することを発表しました。負債を含めて買収総額は17億ドルになるということです。

この発表を受けてアイロボットの株価は20%近く上昇しています。

Amazon Devicesの上級副社長であるDave Limp氏は、「長年にわたり、アイロボットのチームは、お客様が望むときに望む場所で、家庭内の一般的な障害物を避けながら掃除をしたり、回収箱を自動的に空にするなど、信じられないほど実用性と創意に富んだ製品で人々の掃除方法を改革する能力を証明してきました。アイロボットのチームと協力して、お客様の生活をより簡単で楽しくするような方法を考案することに興奮しています」とプレスリリースで述べています。

アマゾンはリリースでアイロボットの将来の計画を明示していませんが、アイロボットはスマートホーム機器や地図・ナビゲーション製品も作っているため、ロボット掃除機を売るだけでなく、もっと大きな計画があるものと見られています。

ベアードのアナリスト、コリン・セバスチャン氏は「スマート家電、スマートスピーカー、スマートプラグ、スマートサーモスタット、スマート電球、スマートドア/ロックなどを含む完全一体型のスマートホームのためのピースを並べ続けている」とアマゾンの今回の買収の狙いを評しています。

アマゾンは7月の初めに米国のプライマリーケア組織、ワン・メディカルを買収する契約を締結したと発表したばかりであり「アマゾンがワン・メディカルを買収する契約を締結」、買収に積極的に動いていることが注目されています。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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