ウーバー キャッシュフローの黒字化で急騰

ウーバー・テクノロジーズ(UBER)の株価は同社が初めてキャッシュフローを黒字化したことで急騰しました。株価は8月2日の市場で18.41%高の29.13ドルで取引されています(米国東部夏時間03:04PM)。

8月2日の市場が開く前に発表された同社の第2四半期決算の売上高は前年同期比105%増加の81億ドルとなり、予想の74億ドルを上回りました。

26億ドル、1株当たり1.33ドルの損失を計上しましたが、ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想は27セントの損失を予想していました。

特筆すべきは第2四半期にキャッシュフローが初めてプラスとなったことで、3億8,200万ドルのフリーキャッシュフ ローを計上しました。

ウーバーの最高財務責任者(CFO)であるNelson Chai氏はプレスリリースで、「当社は第2四半期にフリーキャッシュフローを生み出す企業になったが、これは当社の資産軽量化プラットフォームの拡張を継続したためで、今後もこの勢いに乗っていく」と述べています。

ファクトセットによると、第2四半期の調整後EBITDA(金利・税金・減価償却費控除前利益)は3億6400万ドルで、予想の2億6080万ドルを上回りました。これは、「ウーバーがインフレ圧力とドライバー不足を克服しながら利益を生み出す能力を有していることを示唆している」と、ウェドブッシュのアナリスト、ダニエル・アイブス氏は書いています。

今後の見通しとして、ウーバーは第3四半期の調整後EBITDAを4億4000万ドル〜4億7000万ドルと予想しています。アナリストは3億8320万ドルを予想していました。また、総予約件数は290億ドル〜300億ドルの範囲になると同社は見込んでいます。第2四半期の総予約件数は前年同期比33%増の291億ドル、旅行件数は同27%増の18億7000万件となっています。

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