ネットワーク・ハードウェア企業のアリスタネットワークス(ANET)が8月1日に第2四半期決算を発表し、クラウドや企業データセンターの顧客による積極的なインフラ投資から引き続き利益を得ていることが明らかになりました。
売上高は10億5200万ドルで、前年同期比49%増、第1四半期比では20%増となりました。同社自身の見込みは9億5,000万ドル〜10億ドル、アナリストのコンセンサス予想は9億7,600万ドルでしたので、いずれも上回ったことになります。
非GAAPベースの利益は1株当たり1.08ドルで、コンセンサス予想の91セントを上回りました。非GAAPベースの粗利益率は61.2%で、同社のガイダンス範囲である60%~62%と一致しています。GAAPベースでは、1株当たり94セントの利益となっています。
アリスタのCEOであるJayshree Ullal氏は声明の中で、「不透明なサプライチェーン環境という難題にもかかわらず、好調な業績を達成することができた」と述べ、同社のハードウェアは現在、「世界最大のクラウドおよびエンタープライズ顧客の多くに採用されている」としています。
第3四半期についてアリスタは売上高を10億2500万ドル〜10億7500万ドルと予想しており、アナリストのコンセンサス予想の10億ドルを上回ると見ています。また、非GAAPベースの売上総利益率は60%から62%の範囲になると予想しています。
この見通しは、先週、アマゾン(AMZN)、マイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOGL)といった主要クラウドコンピューティング企業が、現在のマクロ経済の不透明感にもかかわらず、引き続き強い需要が見込まれるとの明るいコメントを発表したことと一致するもので、クラウド関連企業の強さが改めて証明されました。
アリスタの株価は8月1日のアフターマーケットで5%近く上昇しています。