テラドック 損失の拡大と弱いガイダンスによって20%下落

遠隔医療サービスを提供するテラドック・ヘルス(TDOC)は7月28日、30億ドルの減損損失を計上し、予想を上回る四半期損失を計上したため、20%近く下落しています。

同社は、1株当たり18.78ドルの減損を含む、31億ドル(1株当たり19.22ドル)の第2四半期の損失を報告しました。前年同期は1株当たり86セントの損失を計上しています。

第2四半期の売上高は18%増の5億9,240万ドルでした。同期の金利・税金・減価償却費調整前利益は4670万ドルで、前年同期の6680万ドルから減少しています。

ファクトセット調べてのアナリストのコンセンサス予想では、5億8800万ドルの売上で1株当たり61セントの第2四半期の損失を計上すると予想されていました。

第2四半期の減損損失は、同社が第1四半期に計上した66億ドルの現金支出を伴わないのれん代減損費用に続くものです。

テラドックは、第3四半期の売上高を6億ドル〜6億2,000万ドルと予想しています。同社は、第3四半期の調整後EBITDAは3500万ドル〜4500万ドルと予想しており、ウォール街の予想である約6400万ドルを大幅に下回ると述べています。

テラドックの格付けを「ニュートラル/ハイリスク」とするシティのアナリストは、「TDOCの2Q決算と電話会議は自信を持たせるものではなかった」とリサーチノートの中で述べています。

同アナリストはテラドックが「今年、(特にEBITDAの)ガイド範囲の下限さえ達成するのは極めて難しい」と考えているとして、目標株価を43ドルから38ドルに引き下げています。

*過去記事はこちら テラドック TDOC

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