エッツィ 予想を上回る決算で10%上昇

手作りのユニークな商品を販売するエッツィ(ETSY)は予想を上回る四半期売上と利益を報告したことで7月28日の市場で10%近く急騰しています。

同社が7月27日に報告した第2四半期の利益は1株当たり51セントで、ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想である32セントを上回りました。

売上高は5億8500万ドルで、こちらもコンセンサス予想の5億5600万ドルを上回っています。エッツィー社自身が示したガイダンスでは、5億4000万ドル〜5億9000万ドルの売上高を予想していました。

BTIGのアナリスト、マービン・フォング氏は、現在の株価水準は割安だと考えていると述べ、同銘柄の「買い」のレーティングを継続しました。また、目標株価を105ドルから122ドルに引き上げています。

キーバンクのアナリスト、Noah Zatzkin氏は同株式を「アンダーウェイト」と評価しています。同氏は、現在の環境下でエッツィーの事業計画を実現する能力は印象的だが、「我々は引き続き、よりハイエンドな消費者へのエクスポージャーが高い企業や、対面式のイベントやアクティビティを提供する企業を支持する」と述べています。

今期について、エッツィは商品総売上高が28億ドルから30億ドルになる見込みだと述べています。これは、アナリスト予想の30億8000万ドルを若干下回ります。経営陣は、売上高を5億4000万ドル〜5億7500万ドルと予想していますが、アナリストのコンセンサス予想は5億6800万ドルとなっています。

景気後退の到来と裁量支出の鈍化への不安から、2人のアナリストが最近、エッツィの格付けや目標株価を引き下げています。

ニーダムのアナリストAnna Andreeva氏は先月末、手芸品市場の格付けを「買い」から「ホールド」に下げ、オッペンハイマーのアナリストJason Helfstei氏は目標株価を140ドルから120ドルに引き下げました。

エッツィのジョシュ・シルバーマンCEOは、今回の決算について行われた電話会議で、経済状況の悪化の影響を何度も認めましたが、被害を抑えるための同社の努力も紹介しています。

同社の価値と手頃な価格をユーザーに思い出させるキャンペーンや、エッツィの楽器市場であるリバーブの機能強化により、人々が機器の価値を長期にわたって把握できるようにすることを強調しています。

*過去記事はこちら「エッツィ ETSY

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