ショッピファイ(SHOP)は7月27日の米国市場が開く前に第2四半期決算を発表しました。
同社は第2四半期に3850万ドル(1株当たり3セント)の調整後純損失を計上し、3000万ドル(1株当たり2セント)の調整後利益という予測を下回りました。売上高は13億ドルで、前年同期比16%増、予想13億3,000万ドルをわずかに下回りました。為替の逆風により約1.5%ポイントのマイナスの影響を受けまています。
商品総量(プラットフォーム上で販売された商品の総量)は469億ドルで、予想の488億ドルを下回りました。
同社は、インフレ率の上昇が “当面 “続くと予想しており、金利上昇と相まって、「消費者の商品購入の財布を圧迫することになる」と述べています。
ショピファイは、2022年下半期の調整済み営業損失を予想しており、第3四半期の調整済み営業損失は第2四半期から「実質的に増加」するとしています。また、ショピファイは第4四半期の調整済み営業損失を、第3四半期よりは縮小するものの、第2四半期よりは拡大すると予想しています。
こうした決算報告にもかかわらず、同社の株価は7月27日のマーケットで6.4%高の33.57ドルで取引されており(米国東部夏時間12:08PM)、前日発表されたアルファベット(GOOGL)とマイクロソフト(MSFT)の四半期決算の影響でハイテク株全体が上がっている流れのなかで上昇しています。
今後についてショッピファイは「長期的な成功のためにチームを再編成し、厳格な規律をもって運営し、目の前の大きなチャンスに思慮深く投資していきます」とプレスリリースで述べています。
CFRAのアナリスト、アンジェロ・ジーノ氏は、「ショッピファイの10%の人員削減計画は慎重で、23年のマージン拡大を支えるはずだが、22年の残りの期間は損失とキャッシュバーンになると見ている」と書いています。
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