この夏買うべき大きく下落した2つのサマーストック

消費者の消費がモノからサービスへとシフトするこの夏、投資家が買うべき旬な銘柄をモトリーフールがピックアップしていますので、ご紹介します。

ウォルト・ディズニー(DIS)

テーマパークを含むディズニー部門は、ここ数四半期、好調に推移しています。4月2日に終了した直近の四半期では、売上高が前年同期比2倍以上の66億ドルに達しました。テーマパークでの消費者支出は、コロナ流行前の2019年の同四半期と比較して40%も増加しています。人気のサマーシーズン前にもかかわらず、ゲストの支出が急増しているのは、ディズニーにとって嬉しいニュースです。

経営陣は、パンデミック発生時に一時的にゲートを閉じざるを得ませんでした。しかし、そんな中でもディズニーは工夫をこらし、オペレーション方法を変更しました。レストランや売店でのモバイル注文、ホテルでの非接触型チェックイン、デジタル予約システム、お金を払って列をスキップできるプレミアムサービスなど、新たな運営方法を導入したことが功を奏し、ゲストの体験と収益性を高めています。

経済の再開によって勢いを増しているにもかかわらず、ディズニーの株価は、2022年の年初来で39%も下落しています。株価は安価に取引されているため、消費者がパンデミックで溜め込んだストレスを一気に解消すると予想されるこの夏に一気に反転上昇することが期待できます。

*過去記事はこちら ディズニー DIS

エアビーアンドビー(ABNB)

COVID-19の発生後、世界的に旅行需要が大きく減退しました。旅行の必要がない人は旅行をキャンセルし、また、休暇の予約を取ることを控える人もいました。その結果、エアビーアンドビーの売上は2020年に30%減少しました。しかし、コロナウイルスに対する予防接種が進んだ今、消費者は再び旅行支出を増やしています。

ホテルやリゾートへの支出は2020年に9000億ドル近く激減したものの、2021年には3400億ドルも跳ね上がりました。それでも、全体の支出はパンデミック前の水準を約5000億ドル下回りましたが、2022年に入って旅行に対する需要の高まりは増しています。今の勢いが続けば、近いうちに支出が2019年の総額1兆5000億ドルを超えてもおかしくはないと見られています。

エアビーアンドビーの売上はすでに2019年を超えており、キャッシュフローはさらに増加しています。しかし、ディズニーと同様、エアビーアンドビーの株価はこのポジティブな勢いを反映していません。過去3年間で最低に近い株価対フリーキャッシュフロー倍率で取引されており、この夏に好業績を上げると予想されるこのサマーストックを購入する絶好の機会になっています。

*過去記事はこちら エアビーアンドビー ABNB

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