アマゾンがサッカーのストリーミングを強化、UEFAチャンピオンズリーグを落札

アマゾン(AMZN)は英国の加入者向けサービス「プライム・ビデオ」でサッカー欧州チャンピオンズリーグの試合をライブ配信する権利を初めて獲得し、eコマースの巨人がスポーツ放送に深く踏み込むことになりました。

この週1回の配信は2024-25年のシーズンから始まり、3シーズン継続されるとのこと。アマゾンは、ドイツとイタリアの顧客向けにチャンピオンズリーグの試合をストリーム配信する権利も保有しています。英国の顧客に対しては、イングランドのプレミアリーグも放送しています。

「アマゾンは世界のスポーツ業界において野心的な計画を持っており、英国市場において欧州クラブサッカーの革新的な放送方法をお届けできることを楽しみにしています」と、欧州サッカー連盟(UEFA)のマーケティングディレクターであるGuy-Laurent Epstein氏はアマゾンが発表したニュースリリースで述べています。

南アジアでアマゾンはインド人視聴者のために、インド・プレミアリーグ(IPL)の代わりにニュージーランド・クリケットをストリーミング配信しています。最近、同社はブルームバーグに、IPLのストリーミング配信の権利を求めず、その分をeコマースビジネスに費やすことを選択したと語っています。

人口14億ドル近いインドに数百万人のクリケット愛好家がいることを考えれば、IPLの放映権獲得はアマゾンにとって大きな勝利だったと思われますが、それは求めず、代わりにウォルト・ディズニー(DIS)がインドの子会社を通じて、今後5年間の独占放映権を約30億ドルで得ています。

ブルームバーグは、IPLの放映権を見送ったアマゾンが、チャンピオンズリーグの英国での放映権に以前の価格より20%高いプレミアムを支払ったと、匿名の関係者の話として報じています。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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