J.P.モルガンは、半導体企業のブロードコム(AVGO)がメタバースの大きな恩恵を受けると考えています。
アナリストの Harlan Sur氏は5月31日、ブロードコムが、メタ・プラットフォームズ(FB)から、人工知能のためのメタバースユニット、ビデオ処理、ネットワーキングなど、いくつかの契約を獲得したと述べました。
「ブロードコム のカスタム チップ (ASIC) 設計の受注パイプラインは、メタ/フェイスブックにおいて、大幅なシリコン計算能力を必要とするメタバース ハードウェア・インフラストラクチャ・アーキテクチャが開始されるにあたって、加速していると考えている」と同氏は書いています。
いくつかの大手テクノロジー企業は、メタバース(消費者がいつの日か没入型の仮想世界で遊び、交流し、仕事をすることができるという未来的なビジョン)に積極的に投資しています。5月初め、ソニー(SONY)は、この分野の重要性が高まっており、成長の優先事項としてメタバースを取り入れる予定であると述べています。
メタはすでに、その能力を高めるために巨額の資金を投じており、メタバースに関連するプロジェクトに過去3年間で200億ドル以上を投じています。
J.P.モルガンは、クラウドコンピューティング半導体の顧客であるメタ からの ブロードコムの売上は、今後 3 ~4年で年間10億ドル超に達すると予測しています。 Sur氏によると、同社は、マーヴェル・テクノロジー(MRVL)に続くハイエンドカスタム半導体の最大のプロバイダーだそうです。
「ブロードコムのカスタム半導体(または ASIC))ビジネスは強力なフランチャイズであり、ネットワーキング、ブロードバンド、ストレージ、ワイヤレスにおけるリーダーシップを強化するものだ」と、同氏は書いています。
先週、ブロードコム は、ソフトウェア企業のVMウェア (VMW )を現金と株式で約610億ドルで買収することで合意に達したと発表しています。