スノーフレーク 決算発表直前にアナリストが格上げ

5月25日に四半期決算を発表する予定のクラウドベースのデータソフトウェア会社、スノーフレーク(SNOW)。

同社は2020年9月に1株120ドルで上場し、取引初日には2倍になり、昨秋には一時400ドルを超えました。4月期の決算発表を控えた24日、ハイテク関連銘柄が軒並み売られる中、株価はさらに6%下落して130.63ドルとなり、IPO時の価格近くまで戻ってしまっています。

4月期の製品売上は3億8300万ドルから3億8800万ドルで、前年同期比79%から81%増、前四半期比ではほぼ横ばい。営業利益率は、非GAAPベースでマイナス2%を同社は見込んでいます。アナリストのコンセンサス予想では、総売上は4億1280万ドル、非GAAPベースの利益は1株当たり1セントとなっています。

通期では、製品売上は65%から67%増の18億8000万ドルから19億ドル、営業利益率は1%、調整後フリーキャッシュフロー利益率は15%になると、スノーフレークの現在のガイダンスは示しています。

24日、ローゼンブラット証券のアナリスト、ブレア・アバネシー氏は、決算発表直前にスノーフレーク株を格上げするという大胆な判断を下し、格付けを「ニュートラル」から「買い」に引き上げる一方、目標株価を325ドルから255ドルに引き下げました。

同氏は、デジタルトランスフォーメーションの流れや、パブリッククラウド・プレーヤーのアマゾン(AMZN)、マイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOGL)の3月期決算が好調であったことなが、同社の純収益が維持されることを示す良い兆候であると述べています。同氏は、製品売上高の成長率を同社の目標範囲の最上位である81%、非GAAPベースのEPSを4セントと予想しています。

アバネシー氏はまた、「健全なIT支出環境とワークロードのクラウドへの移行が進んでいることから、スノーフレークは通期ガイダンスを引き上げる可能性がある」とも述べています。

*過去記事はこちら スノーフレーク SNOW

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