ネットフリックスの広告導入で大きく利益を伸ばしそうなロク

アメリカとカナダで有料会員数が伸び悩む中、ネットフリックス(NFLX)はこれまでの方針を大転換。広告付きの低価格有料プランを1~2年先に実現する計画であることを発表しました。

このネットフリックスの発表により俄然注目を集めているのが、ロク(ROKU)です。ネットフリックスの広告導入により、ストリーミング業界の中で最も強力なポジションを占めるにようになるのではないかと言われています。

ロクのプラットフォーム事業セグメントは、第1四半期の総売上の88%を占め、58.7%の粗利益率を誇りますが、その主体となっているのがプラットフォーム上の広告からの売上です。消費者がロクのデバイスで番組や映画を見ているときに広告を見れば、ロクにお金が入るという仕組みになっています。

現在、ロクがネットフリックスから収益を得られるのは、誰かがロクのデバイスからネットフリックスのメンバーシップにサインアップした場合のみです。しかし、ネットフリックスが将来的に広告付きの安価なサービスを開始すれば、ロクは世界最大のストリーミング・コンテンツ・プロバイダーから収入を得る機会が急増します。

というのも、ロクがコンテンツ会社と結ぶ一般的な契約は、広告収入の30%を取ることになっているからです。ネットフリックスの広告収入は膨大なものになる可能性があり、一説には年間90億ドルにもなると言われています。

さらにストリーミングの視聴の大半が現在テレビで行われているという事実もあります。ロクは、米国、カナダ、メキシコでNo.1のストリーミングプラットフォームとしてテレビでのストリーミング視聴を提供しています。

このようにロクは、今後ストリーミング業界で中心的な位置を占めるにようになる可能性があります。株価は昨年7月以来80%近く下落しており、現在は絶好の買い場かもしれません。

*過去記事はこちら ロク ROKU

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