ピンタレスト 決算発表後時間外で急騰

ピンタレスト(PINS)の株価は予想を上回る第1四半期決算が発表された後、4月27日のアフターマーケットで急騰しています。

4月27日に発表された2022年1月〜3月期の決算発表で、6,899万ドル(1株当たり10セント)の非GAAPベースの純利益と、5億7,490万ドルの売上高を報告しました。ファクトセット調べのアナリストのコンセンサス予想では、調整後の利益は1株当たり3セント、売上高は5億7,300万ドルでした。

また、世界の月間アクティブユーザーが前年比9%減の4億3,300万人と発表されましたが、コンセンサス予想では、4億3,790万人と予想されていました。

この報告を受けて時間外取引で8%株価が上昇しましたが、これが28日以降の市場で続くかは予断を許しません。というのも、2019年にピンタレストが上場して以来、同社の株価は特に決算後の上下動がとても激しいからです。決算報告直後の取引セッションで、ピンタレスト株は平均16%上下しています。最も小さい動きは、2020年第4四半期決算を発表したときの5.3%の上昇、最大の動きは、2020年7月に6月期決算を発表した際の36%の上昇です。

決算後の株価は平均して3%上昇していますが、3月期の決算の実績はあまり芳しくありません。株価は過去3回の3月期決算後にそれぞれ下落し、平均で14%の下落となっています。

投資家は、マクロ経済の動向が広告にどのような影響を及ぼすかについて会社側の見解を知りたがっていましたが、ベン・シルバーマンCEOは、「マクロ経済および地政学的に厳しい環境にもかかわらず、当社は前年同期比で18%増収を達成した」と述べました。

J.P.モルガンのアナリストであるダグ・アンマス氏は、論争になりがちなコンテンツについてあまり心配する必要がないので、ピンタレストはブランドセーフのプラットフォームとして広告主に見られており、ピンタレストはより良い戦いをしているかもしれないと先週のノートで推測していました。

第2四半期については、売上高は前年同期比11%増、非GAAPベースの営業費用は第2四半期から10%急増すると予想しています。通期の非GAAPベースの営業費用は、コンテンツ、ユーザー体験、ショッピング、人員への投資により、前年比35%から40%増加すると予想しています。

*過去記事はこちら ピンタレスト PINS

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