アマゾン 今後1年から1年半で5,000ドルへ

アマゾン(AMZN)の株価のパフォーマンスはここ最近冴えません。2020年6月末以降、株価はわずか19%しか上昇していませんが、その間、S&P500指数は46%も上昇しています。

しかし、その業績は成長を続けています。アマゾンの直近12ヶ月の売上高は46%増加しており、同社は増大する需要を満たすために設備投資を加速させています。

このような状況もあって、サスケハナのアナリスト、シャム・パティル氏は、アマゾンの株価は大きく上昇すると見ています。同氏の目標株価は5,000ドルで、アマゾンの現在の取引価格3,175ドルから57%のリターンが期待できると見ています。

パティル氏は2月上旬、アマゾンが2021年第4四半期に予想を上回る決算を発表した後、ポジティブな評価を改めて表明しました。

アマゾンの売上成長率は9%で、3四半期連続で成長が減速しています。前年同期、アマゾンは44%の売上高の増加を報告していました。

しかし、パティル氏は、第1四半期の売上高が前年同期比3%から8%成長するという同社の予測は、目の前に横たわるいくつかの障害を考慮すれば強気の見通しであると考えています。同氏は、2022年のアマゾンにとって、労働力不足、賃金インフレ、サプライチェーンの問題、輸送コストの上昇、経済再開による売上の伸びの鈍化など、いくつかの逆風があることを挙げています。

投資家もパティル氏に同意しているようです。2月以降、アマゾンの株価は約8%上昇しています。しかし、このアナリストの目標価格の問題点は、従来の評価指標からすると、株価がすでにかなり割高に見えるということです。アマゾンは49という高い株価収益率で取引されており、これは1桁台の成長率しかないビジネスにとっては過大な評価のように思われます。

しかし、アマゾンは、たとえ売上がパンデミック前の成長レベルにまで再加速しなくても、優れた成長株であり続けることができます。その重要な触媒は、アマゾンの高収益事業、特にクラウドサービス(Amazon Web Services)と広告収入です。

Amazon Web Services(AWS)の前四半期の売上高は前年同期比40%増で、4四半期連続で成長が加速しています。2021年のアマゾンの営業利益の74%はAWSが寄与しているため、これは投資家にとって大きなニュースです。

広告収入は前年同期比32%増で、この分野はアマゾンの総収入の10%に迫る勢いです。2億人を超える高いエンゲージメントのプライム会員基盤が、eコマースの巨人にとって広告事業で有利に働くことが証明されています。

さらに、アマゾンは、プライム会員の利用料を上げることで、小売事業で直面するコスト増を軽減できることを実証しつつあります。

アナリストのコンセンサス予想では、アマゾンは2024年末までに営業活動によるキャッシュフローを1株当たり257ドルにまで拡大するとされています。

アマゾンはこれまで、1株当たりの営業キャッシュフローの約20倍から40倍の範囲で取引されてきました。この257ドルの予想に25倍の倍率を適用すると、アマゾンの株価は6,425ドル、6月6日に1株を20株に分割した後の株価で321ドルになります。

現在の経済環境ではこの予想の通り、株価が上昇するとは言い切れません。しかし、それがいつになるにしても、業績が伴っている限り、株価はどこかのタイミングでそれを反映したものになることは間違いないと思われます。

*過去記事はこちら アマゾン AMZN

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