今こそショッピファイを買うべき3つの理由

eコマース・ソリューション・プロバイダーであるショッピファイ(SHOP)の株価は今年に入ってからすでに半分以上の価値を失っています。

この急落は2月16日に開催された第4四半期の業績報告会で説明された将来の見通しに関するガイダンスを受けて起こったものです。経営陣は、フルフィルメントサービスへの投資が予想以上に重くなることを明らかにしました。

しかし、ここまでの下落は明らかに行き過ぎです。今こそ押し目買いの絶好の機会であると考える3つの理由をご紹介します。

シェアの拡大

米国のeコマース売上高におけるショッピファイのシェアは、アマゾン(AMZN)に次いで第2位であり、そのシェアを増やして首位を追っています。2021年、ショッピファイのeコマース全体の売上に占めるシェアは、ウォルマートの2倍以上の速さで成長しています。

会社名2020年のシェア 2021年のシェアGain (Loss)
アマゾン41%39%(2%)
ショッピファイ8.6%10.3%1.7%
ウォルマート5.8%6.6%0.8%

ショッピファイは、アマゾンの巨大な物流ネットワークに対抗するライバルとしての地位を築いています。第4四半期の決算発表後、ショッピファイの株価が下落したのは、フルフィルメントサービスへの投資を増やしているというニュースでした。

この1年半の間に、ショッピファイはパイロット・スタディとしてアトランタに自営の倉庫を構築し、それが結果を出しました。

2日後の配送や返品に対応できるフルフィルメントサービスの可視化とコントロールを強化したことが好評だったため、ショッピファイは今後もさらに自社の主要な倉庫ハブの建設と運営を続けていく予定です。倉庫ハブへの多額の投資はすでに始まっており、2024年末には10億ドルを超えると予想されています。

2022年は利益の伸びという点ではあまり良くないかもしれませんが、フルフィルメントサービスの向上により、北米でのビジネスを望むマーチャントの間でショッピファイのリードポジションが確固たるものになると思われます。

グローバル化

世界のマーチャントにとって、地理的な問題は常につきまとっています。言語、通貨、習慣などが国によって異なるため、中小企業の海外進出はすぐに頓挫してしまいます。

ショッピファイの国際的なフルフィルメントサービスであるショッピファイ・マーケッツは、北米をはじめとする海外のマーチャントにとってより魅力的なサービスとなるよう、大きなアップグレードの最中にあります。

2021年、ショッピファイは国際的なeコマースソリューションプロバイダーであるグローバルeオンライン(GLBE)とのパートナーシップを拡大しました。現在、ショッピファイで販売されている商品の大半は、北米のマーチャントによるものですが、グローバルeオンラインとの提携により、これが変わる可能性があります。

グローバルeオンラインは、北米の企業が商品をより多くの人に輸出するのに役立つだけではありません。グローバルeオンラインは、独自の越境貿易コンサルタントを雇う余裕のない多くの世界のマーチャントにとって有用です。

成長の余地

ショッピファイのプラットフォーム上で販売される商品の総額、すなわちGMV(Gross Merchandise Volume)は、過去2年間で2倍以上に増加しています。

その結果、第4四半期のマーチャントソリューションの売上高は、同社の歴史の中で初めて10億ドルを超えました。しかし、これがピークではないことは、投資家にとって喜ばしいことです。

ショッピファイは、2020年の世界のeコマース売上高を4.2兆ドルと推定しており、これは同社が2019年に推定した額よりも26%多くなっています。

2021年の第4四半期には、GMVが前年同期比31%増の541億ドルに急上昇し、通年では1,600億ドルに達しましたが、これは世界のeコマースの売上高の5%に満たないものであり、同社の更なる成長の余地は十分に残されています。

*過去記事はこちら ショッピファイ SHOP

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