第4四半期決算を発表したロク(ROKU)の株価が2月17日のアフターマーケットで20%を超える下落を見せています。
同社は第4四半期において、総売上高8億6530万ドルに対し、純利益2,370万ドル(1株当たり17セント)を計上しました。ファクトセットによると、ウォールストリートのコンセンサス予想は、売上高が8億9,400万ドル、1株当たりの利益が5セントでした。
アクティブアカウント数は、前年同期比17%増の6,010万となり、ユーザー1人当たりの平均収入は43%増の41.03ドルとなりました。ストリーミング時間は、前年同期比15%増の195億時間となりました。
決算発表自体が気まずいものとなったそうです。プレスリリースで投資家にIRサイトへの誘導を行った後、ロクのウェブサイトがダウンしたように見えたそうで、株価は、サイトが復旧するまで、上下に揺れ動きました。
ロクの株価は過去12ヶ月間で68%下落しており、ペロトン・インタラクティブ(PTON)のような、いわゆるパンデミッ銘柄と同じように高値から大きく下落しています。
ロクは、多くの企業と同様に、サプライチェーン関連の不足の影響を受けています。
アンソニー・ウッド最高経営責任者(CEO)とスティーブ・ルーデン最高財務責任者(CFO)は、株主に宛てた書簡の中で、「2022年に向けて、サプライチェーンの混乱が世界経済に影響を与え続けると予想しています。これは、民生用電子機器の分野、特にテレビ業界に影響を与えるでしょう。テレビ全体の販売台数はコロナ以前の水準を下回る可能性が高く、当社のアクティブアカウントの成長に影響を与える可能性があります」と述べています。
同社は、第1四半期の純売上高について、前年同期比25%増の約7億2,000万ドルを見込んでいます。
ロクの株価は2月17日の取引を10.37%減の144.71ドルで終えた後、決算発表後の時間外取引で22.38%減の112.32ドルで取引されています。
*過去記事はこちら ロク ROKU