エヌビディア(NVDA)は2月16日の市場終了後に第4四半期決算を発表し、トップおよびボトムラインともにアナリストの予想を上回りました。
以下は、ブルームバーグがまとめたウォールストリートの予想と比較した報告書の最も重要な数字です。
売上高:76億ドル(予想74億2,000万ドル)
調整後利益:1.32ドル(予想の1.22ドル)
ゲーム分野売上高:34億2,000万ドル(予想33億6,000万ドル)
データセンター売上高:32億6,000万ドル(予想31億5,000万ドル)
自動車分野売上高:1億2,500万ドル(予想1億5,200万ドル)
第4四半期のゲーム売上高は、前年同期比37%増となり、過去最高を記録しました(前四半期比では6%増)。
エヌビディア社の最高財務責任者(CFO)であるコレット・クレス氏は、声明の中で、「当四半期および会計年度の前年同期比の増加は、GeForce GPUの売上高の増加を反映しています。エヌビディア Ampereアーキテクチャー製品への旺盛な需要から引き続き恩恵を受けています」と述べています。
当四半期におけるGeForce GPUの前四半期比での増加は、ゲーム機用SOCの季節的な減少により一部相殺されたとのことです。
データセンター関連では、売上高が前年同期比71%増の32億6,000万ドルとなり、前四半期比では11%の増加となりました。
「これらの増加は主に、クラウド・コンピューティングや自然言語処理やディープ・レコメンダー・モデルなどのAIワークロードのトレーニングと推論の両方におけるエヌビディア AmpereアーキテクチャGPUの売上によるものです」とクレス氏は声明で述べています。
第1四半期(今期)の見通しについては、売上高を79億4,000万ドルから82億6,000万ドルと予想していますが、アナリストは平均して73億1,000万ドルの売上高を予想していました。
エヌビディアは、決算発表に先立ち、ジャガー・ランドローバーとの新たな複数年にわたるパートナーシップを発表しました。
この契約により、エヌビディアはAIを活用した安全技術と自律走行技術を自動車メーカーに提供することになります。この契約の内容は明らかにされていませんが、2025年のジャガー・ランドローバーの全モデルおよびそれ以降のモデルに適用されます。さらにエヌビディア社は、車の寿命が尽きるまで、ソフトウェアのアップデートを提供し続けるとしています。
業績、ガイダンスともに予想を上回りましたが、エヌビディアの株価は反応せず、アフターマーケットで16日の終値に対し-0.9%の微減となっています(米国東部時間5:28PM)。
*過去記事はこちら エヌビディアNVDA