エヌビディア決算プレビュー 決算シーズンの勝者になると期待

パイパー・サンドラーのアナリスト、ハーシュ・V・クマール氏は2月16日に発表されるエヌビディア(NVDA)の四半期決算について、ゲーム事業とデータセンター事業の堅調な業績が利益を牽引し、今年の決算シーズンにおける大いなる勝者のひとりになる可能性があるとしています。

同氏はリサーチノートの中で、「ゲームとデータセンターの両方が引き続き好調であることから、水曜日の市場終了後に行われる同社の決算発表では、大幅なビートアップとレイズを期待している」と述べています。

同氏はまた「GPUの新しいアップグレードサイクルが、ゲーム分野の成長を促進する可能性がある」と述べており、1月期の売上高を前四半期比4.3%増と予想しており、これを上回る可能性もあると述べています。

ゲームに対する需要は依然として強く、今後数四半期にわたって成長を続けると思われますが、クマール氏は、エヌビディアのデータセンター事業が今期の売上を牽引すると考えています。

同氏は、データセンターのトレンドは2022年に加速すると見ており、今期は7.5%の前四半期比成長を予測しています。また、トレンドが再び加速することで、データセンター事業は2桁の成長に達する可能性もあるとしています。

「我々は、データセンター事業が売上の多くを占めると考えており、EPSと売上の両方を上回る結果になると考えている」と同氏は述べています。

しかし、「現時点では供給に制約があり、ゲーム事業とデータセンター事業の両方に影響を与えている」との見解も示しました。

それでも、エヌビディアは競合他社よりも供給面で有利な立場にあると見ており、同氏は、ゲーム機の売上が4月期に横ばいであったとしても、次の四半期のガイダンスは前四半期比で増加すると予想しています。

同氏は、エヌビディアについて、「アウトパフォーム」のレーティングと350ドルの目標株価を改めて設定しました。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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