エアビーアンドビー 予想を上回る決算を発表し株価上昇

エアビーアンドビー( ABNB)は2月15日、パンデミックからの脱却に向けてビジネスの再構築を続ける中、予想を上回る第4四半期の業績を発表しました。

当四半期、短期レンタルマーケットプレイスは、15億3,000万ドルの売上を計上し、前年同期比で78%増、コロナの影響を受ける前の2019年の水準を38%上回りました。これは、14億6,000万ドルというコンセンサス予想をわずかに上回っています。

以前のガイダンスでは、13億9,000万ドルから14億4,000万ドルの売上を計上すると見られていました。

純利益は5,500万ドル(1株あたり8セント)で、コンセンサス予想の3セントを上回りました。

売上総利益は、前年同期比91%増の113億ドル、2年前比では32%増、コンセンサス予想の111億ドルをわずかに上回りました。

宿泊と体験の予約件数は7,340万件で、コンセンサス予想の7,480万件をわずかに下回りました。

調整後EBITDA(金利・税金・減価償却前利益)は3億3,300万ドルで、コンセンサス予想の2億7,800万ドルを上回りました。

また、第1四半期の売上高は、14億1,000万ドルから14億8,000万ドルと予想しており、市場予想の12億4,000万ドルを大幅に上回っています。

また、予約された宿泊数と体験数は、2019年第1四半期の水準を「大幅に上回る」と予想しており、1日あたりの平均宿泊料金は、第1四半期に前年同期比で4%増加すると予測しています。

同社は四半期決算に関する株主へのレターの中で以下のように述べています。

「パンデミックから約2年が経過した今、私たちは民間航空機の登場以来、旅行にもたらされた最大の変化を経験していることが明らかになりました。リモートワークにより、多くの人々が毎日オフィスにいる必要性から解放されました。その結果、人々は何千もの町や都市に広がり、一度に数週間、数ヶ月、あるいは季節を問わず滞在するようになりました。史上初めて、何百万人もの人々がどこでも暮らせるようになったのです」。

当四半期の予約数のうち、約半数が1週間以上の滞在で、5泊に1回が1ヶ月以上の滞在だったとのことです。昨年1年間では、3ヶ月以上の滞在を約17万5,000件予約したとエアビーアンドビーは述べています。

また、エアビーアンドビーによると、都市部の観光地で予約された総宿泊数は、第3四半期のレベルから加速し、2019年第4四半期のレベルまでほぼ回復しています。

米国では、都市部の旅行の第4四半期の予約総宿泊数は、2019年第4四半期と比較して20%以上増加しました。国境を越えた旅行は加速しており、第4四半期の予約泊数の35%を占め、2021年第1四半期の20%から増加しています。

決算の発表を受け15日のアフターマケットでエアビーアンドビー株は通常取引の終値に対し3.63%増の186.60ドルで取引されています。

*過去記事はこちら エアビーアンドビー ABNB

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