モルガン・スタンレーによれば、マイクロソフト（MSFT）の収益は5年以内に一株20ドル以上に達する可能性があるそうです。そのため、この株は「依然として強い買い」であるとアナリストが推奨しています。
アナリストのキース・ワイス氏は、2月8日付けのリサーチノートの中で、マイクロソフトの株式は、強力な成長ドライバー、強固な価格決定力、インフレを上回る収益成長を持つ資産を探している投資家にとって良い賭けであると述べています。
ワイス氏は、マイクロソフトが2026年まで15％の売上高複合年間成長率を維持すると予測しており、その原動力は2つの幅広い商業的成長機会にあるとしています。
1つ目は、Microsoft TeamsからエンドポイントセキュリティのDefenderまで、Officeスイートを使用しているマイクロソフトの4億人以上の情報労働者の基盤です。同氏は、2026年にはOfficeの商業ベースの総売上高が600億ドル以上に達する可能性があると考えています。
2つ目の機会は、同社のクラウドコンピューティングとデータ管理プラットフォームを活用して、より広範なエンタープライズソリューションを提供することだと、同氏は述べています。
ワイス氏は、2026年までの全体の売上増加額1,900億ドルのうち、およそ3分の2にあたる1,200億ドル程度が、マイクロソフトのクラウドコンピューティングサービスであるAzureからもたらされる可能性があると推定しています。マイクロソフトは、12月期にAzureの46％の成長を報告し、3月期にはさらに速い成長を予測しています。
Dynamics 365は、今後5年間で年率約23％の成長を遂げ、マイクロソフトの中で最も急成長している事業の1つになる可能性があります。この企業向けソフトウェアは、同規模の競合他社であるワークデイやサービスナウよりも速いペースで拡大しています。
売上総利益率の拡大とともに、この成長の結果、2026年までに1株当たりの利益が約20ドルとなり、現在の株価収益率に照らしても魅力的に見えるとワイス氏は述べています。
同アナリストは、株式のオーバーウェイト評価と372ドルの目標価格を維持しています。
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