オン・セミコンダクター 業績と見通しが予想を上回り8%上昇

自動車用および産業用半導体のプロバイダーであるオン・セミコンダクター(ON)が第4四半期決算を発表しました。

売上高は18億5,000万ドルで、コンセンサス予想の17億9,000万ドルを大幅に上回る記録的な数字となりました。1株あたりの収益は1.09ドルで、こちらも予想の94セントを上回りました。

オン・セミコンダクターはまた、2021年通年でも前年比28.3%増の67億4,000万ドルという大幅な増収となり、1株当たり2.95ドルの利益を計上しました。アナリストは、売上高66億8,000万ドル、一株あたりの利益を2.81ドルと予想していました。

オン・セミコンダクターは、四半期ベースの非GAAPベースの営業利益率が28.6%とこれまた記録的な数字を発表し、投資家は同社の営業利益率を高く評価しました。2021年度の非GAAPベースの営業利益率は、前年度の10.2%から21.9%と2倍以上になっています。

ブルームバーグによると、オン・セミコンダクターはまた、第1四半期の調整後のマージンを45.5%から47.5%と予想しており、42.9%という予想を上回っています。

同社は、第1四半期の売上高を18億5,000万ドルから19億5,000万ドル、1株当たり利益の範囲を98セントから1.10ドルと予想しています。ファクトセットによると、アナリストは売上高を17億8,000万ドル、利益を82セントと予想していました。

第4四半期は、電気自動車、代替エネルギー、産業用オートメーションなどの旺盛な需要に支えられ、オン・セミコンダクターの売上は3四半期連続で予想を上回りました。

オン・セミコンダクターのCEOであるHassane El-Khoury氏は、「新製品の立ち上げ、製造拠点の合理化、全体的なコスト構造の改善を行いながら、これらの高価値の戦略的市場に製品構成をシフトすることで、当社は引き続き粗利益率を拡大しています」と述べています。

決算発表を受けオン・セミコンダクターの2月7日の終値は8.43%増の62.26ドルとなっています。

*過去記事「オン・セミコンダクター 自動車需要による業績好調で急騰

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