最近の調査によると、世界第2位の経済大国である中国において、アップル(AAPL)が過去最高の市場シェアを獲得し、今やスマートフォンの支配的なプレーヤーとなっていることが明らかになりました。
本日1月27日の市場終了後に発表されるアップルの四半期決算を待っている株主と投資家の両方にとって朗報と受け止められています。
アジアの業界分析グループであるカウンターポイントが26日に発表した調査結果によると、アップルは2021年第4四半期に中国のスマートフォン市場の23%を獲得し、前年の16%から上昇して過去最高となったそうです。同社が中国でトップベンダーとなるのは、iPhone 6を発売した2015年末以来のことです。
最近の売上急増は、9月に発売された「iPhone 13」の成功と、米国の制裁に直面している国内競合企業のファーウェイの市場シェアが低下していることに起因すると、カウンターポイントは述べています。
第4四半期に大きく売上が伸びたことにより、アップルの中国での総市場シェアは2021年全体で16%となり、1年前の11%から上昇し、市場シェアで首位のVivoにわずか6ポイント差となりました。
カウンターポイントのアナリストであるMengmeng Zhang氏は、「アップルの輝かしい業績は、その価格戦略とファーウェイのプレミアムベースからの利益がミックスされたものである。新型iPhone13は、中国での発売時に開始価格が比較的低かったことに加え、新しいカメラや5G機能を搭載したことで成功を導いた」と述べています。
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