アップル 目標株価引上げ相次ぐ、時価総額4兆ドルも視野

ループ・キャピタル・マーケッツのアナリスト、アナンダ・バルア氏は1月14日、アップル(AAPL)に対する「買い」の評価を繰り返し、目標株価を165ドルから210ドルに引き上げました。

同氏は、2022年度のiPhoneの販売台数と平均販売価格の両方において、アップルがストリートの予想を上回ると考えています。同氏は、アップルは今年、iPhoneと全体の売上高の両方で10%から15%の成長を達成する可能性があり、これは、4.4%の成長というストリートのコンセンサス予測を大きく上回るものだと書いています。

バルア氏は、12月期のiPhoneの販売台数を、8,400万台から8,500万台の範囲とし、8,100万台とする業界のコンセンサスを上回ると予想しています。

好調なiPhoneの販売に牽引され、12月期の売上高は1,220億ドル、1株当たりの利益は1.95ドルとなり、コンセンサス予想の1,180億ドル、1株当たりの利益1.88ドルを上回ると見ています。

また、2022年のiPhoneの生産台数については、2億4,300万台から2億4,500万台と予想していますが、業界のコンセンサスは2億4,000万台となっています。

また、パイパー・サンドラーのアナリストであるハーシュ・クマール氏は、14日にアップルのオーバーウェイト評価を繰り返し、目標株価を175ドルから200ドルに引き上げました。「

アップルが2022年に向けて有利な状況にあると考えているとリサーチノートに書いた同氏は、「特に米国と中国での5G導入により、iPhoneの勢いが続くと考えている。さらに、サービスとウェアラブルの成長が、MacとiPadの成長に関する懸念を相殺すると見ている」としています。

さらにクマール氏は、ヘルスケアと自動車を “次の大きな成長市場 “と見ています。これらの市場に進出することで、アップルの時価総額を4兆ドル以上に拡大するための準備が整うはずだ、と同氏は考えています。

「ヘルスケアでは、Apple Watchがどんどん機能を追加していき、最終的には血糖値のモニタリングシステムを提供することを目標にしていると見ている 。自動車業界では、同社が市場に参入するという報道が続いている。自動車はアップルがサービスを販売するためのハードウェアプラットフォームであることを考えると、この動きは理にかなっている」と同氏は述べています。

*過去記事はこちら アップル AAPL

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